電源 いろいろ
左から @2次側20Vのトランス2個使った電源 ADC/ACインバータ B60mA
電源( 整流管は5MK9)
C100V/200V ステップダウントランスを使用した約200mA電源(定電圧放電管VR 75GT)
電源部分の回路
@ 20vのトランス2個を使った電源
製作上の注意
二次出力20Vの巻線が2系統あるトランスが2個 手元にあったので これを使って約200VのDCが取れる電源ユニットを作りました 「トランスありき」で設計しましたので トンでもない回路になっています 4倍圧整流したところだけ参考にしてください (決して同じものを作らないで ・・・ 余りにムダが多すぎます・・・) 二次電圧20Vの巻線を直列にしてAC40Vを取り出し この電圧を4倍圧整流回路で整流し約200Vにしています
倍電圧整流回路での注意を一言 ・・・ 取り出す電圧を2倍に上げれば電流は半分になります 4倍に上げれば電流は1/4になります 実際にはその他もろもろの 損失が加わってきます W=I
X E の公式を 思い出してください エネルギーは不変です
ヒーター用電源
もうひとつの20V巻線はヒーター用に使います おのおのを全波整流して三端子レギュレータで15Vを作り それを並列にして合成し 出口にシリコンダイオードを通し0.6V落とし 最後にもうひとつのダイオードで0.6V下げ 最終的に13.8Vを作ります 真空管の必要電圧12.6Vより少し高いですがトランスのレギュレーションが良くないので電圧降下が大きく ヒーターが灯ると(負荷をとると)ちょうど12Vくらいになってしまいました 真空管にとっては好都合ですが トランスから見れば過負荷になり発熱が増大する事になります
A 12V入力の DC・DCインバータ 電源回路
この電源はアンプを働かせるために製作したものではなく 10年くらい前に自動車内で交流100Vを使うために作ったインバータでした 作った当時は屋外のバッテリー電源で「半田こて」など
を使っていましたが 大容量で安価なDC/AC電源が手に入ったので 引退していました
ジャンク箱から引っ張り出した この電源の出力 AC約100Vを整流して140V程の直流電源に改良したものです IC(4011)で作った80HZくらいの矩形波でパワートランジスタをドライブし 電源トランスの低圧側(0V 12V 24V)をオン・オフします 出力側には100V近くの矩形波が出てきます 容量は半田ごてが使える程度で推定30Wくらいです(トランスが24V1Aの24Wですから計算が合います)
現在ではインバータ方式の車載用小型軽量電源が市販されていますので それを利用したほうが安価で簡単です
ただ 矩形波動作の機器はノイズを発生します ので対策が必要です
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