ALL岐阜コンテスト参加日記

  

日時:平成10年6月13日21時〜24時、14日9時〜12時

参加部門:県内シングルオペVUマルチ

運用場所:岐阜県揖斐郡池田町池田山

  

第一回の県支部主催コンテスト

 東海地方で県支部主催コンテストが無いのは、愛知と岐阜である。東海地方本部主催のコンテストが2回あるが、やはり、県支部コンテストを開催して欲しいと思っていたのは私だけでは無い。

 ルールについての意見は、1年ほど前に出してあったが、ほぼ私の思っているような形になった。夜中が寝られる設定は、三重33コンテストと同じであるが、健康的でよいし、何よりも移動運用のことを考えると安全でよい。

 HF、VU、マルチと3種目でシングルバンドの設定が無いのは残念だが、ローカルコンテストでシングルバンド設定をすると、大半の参加者が入賞となってしまうことは、他のコンテストで実証済みでありやむ終えないと思う。

 おもしろいことに、全種目を通じて、各バンドの最高得点者を表彰すると言う設定は、なかなかセンスがあっておもしろい。

  

場所の選択

 場所は、VUマルチに参加することとすでに決定しているため、当然移動運用である。実績のある場所は、三国山、笠置山、田代山、あたりが近いが、あえて昨年のARDF大会の時に下見した揖斐郡池田山に決定する。下見の時には、丁度東海マラソンコンテストがあり、2mで運用実績もある。

当日は雨 

  

 当日朝7時に目を覚ますと、どんよりとした曇り空である。しかし、天気は昼から明日にかけてかなり荒れ模様となるという。なんとしても、曇っているうちにアンテナを上げたい。

 急いで用意したが、家を出たのが9時過ぎとなり、例によって高速は使用しないので、現地に着いたのは正午になっていた。あわててアンテナを用意した途端に心配した雨が降り出し、すぐにどしゃ降りとなってしまう。

 悪条件の中、合羽を着ての作業で、4本の八木を上げるのに2時間かかった。

 問題は、発電機である。いつも多少の雨は、傘を傾けておくだけで良かったが、このどしゃ降りでは・・・・と思ったが、屋根付のベンチがある。晴れていれば、観光客が来るが、この雨では誰も来ないので、借用することにした。

21時まではRTTY運用

  

 今回は、ALL岐阜コンテスト参加と実はもう一つの目的があった。NiftyのUV−RTTYフォーラムでファーストエバー揖斐郡50MHz−RTTY運用をUPしているのだ。約束の時間はとっくに過ぎてしまったが、50.9MHz付近でCQを出すとすぐに2局ほどから呼ばれた。

 次々に呼ばれ、結局9局とQSO出来た。やはり、Nftyの書き込みで待機していただいていたらしい。わざわざ、移動までしてスタンバイしていた局もあり、出られて良かった。

コンテストは不調

  

 私は、VUのマルチでアンテナを上げた実績はあまりない。装備がシングルバンド用にカスタマイズしてあるのだ。

 思った通り、144〜430MHzのアンテナマストがテモテータで回転しないことが分かった。ヒモテータにすればよいのだが、このどしゃ降りの雨でやる気は起こらないので、固定ビームで我慢した。

 Esが出ており、50MHzはコンディションは良いのだが、こういう場合、コンテストでは逆に不利になる場合が多いのだ。ローカルは、8や6の局に殺到するし、DX局はコンテスト局を呼ぶまでもなく、パイルになるからである。

 144MHz〜1200MHzはそれぞれ15、9、25エレで固定ビームはつらい。人口の多い名古屋向けに固定させておいたが、マルチは望めない。

 それでも、2分に1局ペースで交信でき、1日目が終了。2日目も3時間フルに参加して、合計6時間で、221局466点32マルチ14,912点を得た。この得点が多いのか少ないのかは全く分からないが、あまり満足した結課ではない。

次はいよいよ6m&Downである。