プリンタの選定
用途は、QSLカード印刷とコンテストログ印刷そして、年賀状印刷などである。レーザプリンタかインクジェットプリンタか迷ったが、結局年賀状やQSLでは、カラープリンタが便利である。
ここで、あまりドットの細かい高性能なものは、私のようなQSLカード印刷を多量にする場合にはむかない。すぐに、噴射ノズルがつまってしまい、ノズル清掃を実行しないと連続印刷できない。JARL送付順に印刷する必要があるため、コンテスト後には最低でも700枚くらいは連続印刷したい。
従って、圧倒的人気のあるPM−750等は候補から外れる。PM−600かBJC−430Jを比較することになるが、スペック上ではPM−600である。しかし、連続印刷の安定性の面でCanonのBJC−430Jを選択した。
この機種は、1万円ほど追加すると、オプションでスキャナカートリッジが付く。解像度は190dpiで、フラットベッドの専用機と比べると見劣りするが、仕方ない。スキャナも一つそろえたいが、今回は、購入を見送った。
使用感
多治見市内の、大手チエーン店で24,800円で購入、早速ドライバをインストールして使用してみる。最初、純正の写真専用紙でデジタルカメラで取った写真を印刷してみる。さすがに、綺麗に印刷できる。PM−750あたりと比較しても、スペックほどの違いは分からない。ちょっと遠くから眺めれば、全く写真として通用する出来である。
次に、QSLカードを印刷してみる。全くの白紙の紙に、コールサイン枠、小さいビットマップ画像を張り付けたオリジナルのものであるが、ほとんどは黒色のテキスト印刷である。丁度、ALLJAコンテストの未発行分600枚ほどを一気に印刷してみた。
なんと、ここで問題が発生した。インクカートリッジの容量が少ないため、300枚ほど印刷した時点でインク切れとなってしまった。インクは社外品を補給したが、途中で止まると言うことは、JARL転送のコールサイン順に印刷が途中で途切れ、発行マークを既印刷分だけ付けられないので、致命的である。黒インクのみのカートリッジを付ければ容量が大きいため全く問題とならないのだが・・・・・・・・。
カラーでQSL印刷する場合は、300枚ずつ印刷することとし、始める前には必ずインクを補充してから始めるしかないか!。しかし、普通のアマチュア局では、私のように1ヶ月で1,000局平均カード発行する事はないと思うので、あまり問題ないと思う。
それと、アドカラーやオノウエといった、既印刷フォーマット上にねらい打ちするのであれば、インクの消費はグッと少ないはずである。もっとも、そのような使用方法では黒インクカートリッジが使用できる。
インクカートリッジの種類は、カラーインク+黒インク、写真用カラーインク、黒インク、蛍光インクの4種類もある。前の2種が標準で付いている。
社外品のインク補充は、きわめて簡単である。前のMJ−500C等は、カートッリジにドリルで穴をあけるタイプで、補充後はなかなかインクが出なかったが、本機は、インクの出口のフィルタからスポイドで一滴ずつ垂らしてやるだけで、簡単である。