PentiamUマシンの出会い
平成10年3月、我が家にDLLコンピュータの最高速マシンXPS−D300がやってきた。PenU 300MHzさすがに早く、Windows98も10秒程で立ち上がる。
こうなってくると、今まで使用していたノートパソコンPC−9821Lt(486DX2 50MHz)が遅く感じてしまう。いや、遅いどころか、新幹線と鈍行の違い以上に感じてしまう。
こちらのOSはWindows95であるが、アプリケーションはそれなりのものがインストールしてあるため、さほどのストレスは感じなかったが、この際DELLと同じ最新バージョンにUPしたくなってしまうのは当然である。
CPU換装
Niftyの掲示板でCPUの換装を扱う業者の広告がUPされているのを思い出し、早速確認すると、3社ほどがコンスタントに出している。価格は、一番安いところが、25,000円となっている。
内容は、どの業者も同じ内容で、インテル486DX2をAMD社のAM5x86P75に交換するという内容である。クロックは133MHzであるが、ペンティアム75MHz相当の早さと言うことらしい。
一番安かった業者にメールで確認すると、宅配便で送付すれば到着後、翌日には返送可能と言うことである。一応信用して送ってみると翌日には電話があり、換装完了したので送金して欲しいとのこと。即日、銀行振込で送金すると、翌日には届いていた。
本日8月19日、CQ誌を購入して付録のインターネットアドレスブックを見ていたら、広告欄になんと19,800円で換装を行う業者がいる!アカシ無線という埼玉県のハムショップである。
確認
動作試験は、問題ない。スピードも格段にはやくなっているような気がする。裏蓋に、見慣れない小さなねじが付いていた。確認のため、裏蓋を外してみると放熱板が取り付けられており、ふたを付けると丁度CPUにかぶさるようになっていた。放熱用のシリコングリスがベットリと付けてあり、かなり手慣れた改造である。
QFPパッケージのCPU、AM5x86P75はとても素人の半田付けとは思えない。新品と遜色ない出来だ。取り外した、i486DX2は無傷で戻ってきた。再使用可能の状態であり、これも不思議なことに、半田がピンにこびりついているようなことはなく、黙っていれば新品で売れるかもしれない。
メモリとハードディスクの交換
CPUは早くなっても、メモリは16MB、ハードディスクは540MBでは、せっかくの換装が生きてこない。そこで、同じくNiftyの掲示板で、物色することにする。
メモリ32MBが10,000円、2.1GBハードディスクが20,000と言うのを見つけ購入してしまう。あまり安くは無いが新品より格段に安い。
取り外した16MBメモリと540MBハードディスクはそれぞれ、5,000円と6,000円で同じ掲示板で売却した。従って、差し引き19,000円の出費ですんだ。
これで、しばらくノートも現役で活躍できそうであるが、主役の場はDELLに取られ、サブ機とモバイル用、つまり移動とコンテスト用に活躍している。