OpenOffice.Org 2.0を入れてみることにする。debパッケージを探すも、
見当たらず。公式ページからRPMパッケージをダウンロードする。
alienコマンドでdebパッケージに変換して、インストールする。
無事に起動した。使用してみると、非常に重く感じる。
やはり、マシンスペックが低いことが原因であると思われる。
だがofficeソフトは必要(悪?)であるため、我慢することにする。
Web browserのOperaを入れることにする。FireFoxよりも軽いらしい、
と聞いたからである。
/etc/apt/source.listに以下の行を追加して、apt-getする。
deb http://deb.opera.com/opera sarge non-free - この行追加
簡単にインストールできたが、日本語版ではないので、表示がおかしい。Toolsメニューから、Preferences...、Advanced、Fontsと移動し、
日本語フォントに換える。
これで快適にネットサーフィンができるようになった。
xpdfはインターフェースが好きではないので、Adobe Readerを
入れる事にする。AdobeではRPMパッケージかtarボールしか
提供していない。そこでtarボールをdebパッケージにコンバート
してみる事にする。ここのページを見ると、そのやり方が書いてある。
それに従い、実行するとdebパッケージの完成である。
dpkgコマンドでインストールする。が、このままではデスクトップ
メニューに表示されない。
デスクトップメニューに追加するには、まず、以下のようなファイルを
作成する。
作成ファイル /usr/lib/menu/acroread 作成内容 ?package(adobereader-jpn):needs="X11" section="Apps/Viewers"\ title="Adobe Reader" command="/usr/bin/acroread" hints="PDF Reader"
その後update-menusコマンドを実行すると、デスクトップメニューにAdobe Readerが表示されるようになった。
デフォルトではShift+Spaceで、かんなが起動する設定になっている。
しかし私の場合、以下のようなコマンドを打つと誤って押しやすい。
ls -l | less ↑ ここで続いてShiftを押しっぱなしのままSpaceと入力してしまい…… ls -l | れっs ↑ こうなってしまう。
そこで、漢字キーでかんなを起動するようにする。
変更ファイル
.Xresources
変更内容
*ConversionStartKeys:
このままではAlt+半角/全角キーでしか起動しないので、漢字キーと
半角/全角キーを入れ換える。
変更ファイル .Xmodmap 変更内容 keycode 49 = Kanji Zenkaku_Hankaku - この行を追加
これで漢字キー一発で日本語モードに切替える事ができるよう
になった。
かんなとはLinuxで動くかな漢字変換ソフトのことです。Windowsでいうところの
MS-IME相当のものです。
WindowsXPでは、音が出ていたのを確認してある。Linuxでも出ない
わけが無い。
Googleで検索をかけてみる。なるほど、このページに出ている。
PCの型番こそ違うが、使っているチップは同じES1688である。
それによるとALSAを使えば、音が出るらしい。alsaパッケージを入れ、
alsaconfを実行する。チップが認識できた。gripを立ち上げ、CDを
聞いてみる。音が出る事を確認した。これでようやく、普通のPC並?の
環境を作る事が出来た。
CD Bootは出来ない機械なのだと、とりあえず諦める。
FD Bootは出来るので、FDインストールをする事にする。
数日前、書店を覗いた時に「Debian GNU/Linux徹底入門」という
書籍を発見。リョービフォントが二書体付いて、お値打ちの為
購入してある。書籍の手順にしたがって、インストールを開始する
ことにする。インストール作業は、何事もなく終了。
カーネルも2.4.27から2.6.8に入れ換える。
続いてX Window Systemを入れる。これまた何事もなく終了。
ただ、このままの色深度では640X480の解像度しか使えない。
色深度を下げてやれば800X600の解像度が使える。今どきの
PCに比べれば、それでも低い解像度だが、仕方が無い。
色深度を変更することにする。ついでにCtrlとCapsキーも
入れ換える。変更箇所は以下の通り。
変更ファイル /etc/X11/XF86-Config-4 変更内容 色深度の変更 Section "Screen" : : DefaultDepth 24 → 16に変更 キーの入れ換え Section "InputDevice" : : Option "XkbOptions" "ctrl:swapcaps" - この行追加
WindowManagerにはxfce4を使う事にする。CPUパワーが無いので、軽い方が良いだろう。十数年ほど前に初めてUnixを触った時に使った
WindowManagerがmotifだったが、motifライクな外観にできるのが良い。
最近のGnomeやKDEは、ごちゃごちゃしていて好きではない。シンプルで、
軽いのが一番と思う。
一段落したので、gripを入れてCDでも聞きながら、一服することにする。
と、ここで問題が発覚。音が出ないのである。
さて、どうするか?
gripとはLinux上で動くCD Player & ripperです。
今時、DVD-ROMも読めないドライブではどうしようもない。ドライブを
交換する事にする。幸い、外しやすい構造になっている。安価な
コンボドライブを購入し、交換。ついでにメモリも増設する。
ドライブやメモリの交換を行う場合は、自分の責任において行ってください。
決して富士通に問い合わせないようにお願いします。
みると、認識している。音楽CDも聞くことができた。OSが立ち上がった
後は、使えるようである。BIOSが古い所為か?
富士通のウェブページに行く。DownloadサービスとしてBIOSがある。
が、ドライブの事など一切触れておらず。それでもBIOSをUpdate
してみる。Update作業自体は、問題なく終了。
呆気無いとも言えるくらいである。
再度、CD入れて立ち上げてみる。Bootせず。
さて、どうするか?
大須電気街をぶらつく。某店にて、富士通のLifeBookなるノートPCが、
大量に売られているのを発見。企業向けのもののようである。おそらく
リースが終ったので、あふれてきたのだろう。価格一万二千円なり。
買いもとめる事にする。
後日、ネットオークションを見たところ、四千五百円で買い手が
付いていなかった(泣)。
スペックは以下の通り(富士通のホームページより抜粋)。
CPU | モバイルCeleron 333MHz |
キャッシュ | 32KB+128KB(CPU内蔵) |
BIOS ROM | 512KB |
メインRAM | 標準32MB(最大160MB) |
画面制御機能 | Trident Cyber 9388 |
VRAM容量 | 2MB |
内蔵ディスプレイ | TFTカラー 800×600ドット 1677万色 |
HDD | 4.3GB |
CD-ROM | 内蔵CD-ROMドライブ |
FDD | 3モード3.5インチ×1 |
音源機能 | SoundBlaster Pro互換 |
ハードディスクの内容は消去されている。昨今の個人情報保護の
ためだろう。インストールディスクも無し。とりあえず手元にある、
OEM版WindowsXPをインストール。
事前の予想通り重い。使えなくは無いが快適と云い難し。PC-Unixを
入れることにする。
PC-Unixを入れる場合、Windowsが立ち上がっているうちにH/Wの構成を
調べて置く。後でインストールする時に必要になって来る場合が多いからだ。
富士通のページでは判らなかった音源のチップが何か判った。
ES1688というチップだそうだ。こういうことを調べておくと後で役に
立つはずだ。
以前、焼いておいたCDを入れてCD Bootを試してみる。が、Bootせず。
どうもCD-ROM以外のメディアは読めないようである。古いPCであるから、
当然と言えば当然である。
さて、どうするか?