1/200

戦艦 長門 (ながと)

製作開始 2011−10−20           完成 2012−11−18

ひょんなコトから 「長門」を製作することになりました   教科書は不二美術模型出版 「戦艦 長門・陸奥」 を使用しました    船体の作り方は 従来の「張り合わせ」にしました 
日本海軍艦艇保存会の機関誌「連合艦隊」59号 清水さんの作られた1/200「長門」を参考にしました

戦艦は船底が平らなので 取り回しが楽  
左下は 「雪風」の船体

甲板は1mm×3mmの桧板を張り合わせ板状にした
1×1mmだと 平面の「なみうち」になりやすい

前部艦橋は6本の支柱に支えられた複雑な構造をしている        資料に従い 組み立て治具を製作

3座水偵(金星43型 14気筒)と 95水偵(中島寿2型 9気筒)のエンジンも それらしく工作した

カタパルト をプラバンで製作した

後部艦橋  複雑な形状で製作がむつかしい

ベニア板に 張り付けた「長門」の正面線図  左は「雪風」と「イ182」の船体

手前は「雪風」  前部艦橋は6本の柱に支えられた構造工作が やりにくい

副砲、司令塔 を作った   艦橋の一部のブルワークを0.3mmのプラバンで製作

撮影 2012-1-14  前部艦橋を左舷から 

撮影 2012-1-14 右舷から  複雑な形状で悪戦苦闘

後部マスト ここも複雑な形状で何度も造り直した       撮影 2012-1-14

長門の木甲板  意外に広い面積(ほとんど全面)を占める

95水偵を2機 載せて見る

撮影 2012-1ー17  前部艦橋の大まかな部分が出来上がる

撮影 2012−1−17

主砲塔を削り出し 砲身をアルミパイプで製作

撮影 2012−1−28

煙突に整流板を工作      撮影12−2−6

探照灯櫓と兵員待機所  

煙突と探照灯櫓を仮置 してみた   2012-2-16

12-2-20  後部マスト・17m長官艇 を加工

後部マスト   12−2−20

甲板を塗装  リノリュウム押えは毎度の装飾用マイラップテープ

飛行機搬送用軌条を製作  カタパルトの先端は折り曲げ式

主砲の根元に「外とう砲」を工作した

煙突周辺の細部を工作

撮影 2012−6−3 

艦橋後の 真水タンク を仮置き

主砲 バーベット周りの 木甲板の加工 

ほとんどの構造物を プラバンで作った

工作途中の 95水偵 を載せて見た

飛行機搬送台車を製作   内火艇はまだ未加工

特徴のある三角形の カッターダビットを作った

撮影 2012−10−13

17m水雷艇   木甲板はパソコンで印刷

後部マストと煙突

12m内火ランチを板厚1.2mmプラバンでヒートプレス

ほぼ完成した艦橋 と煙突

カッターダビットと9mカッターを取りつけ

カッターダビットと9mカッター

主、副錨 と  9mカッター(材料はコピー用紙)

飛行機作業用甲板右舷側に 9mカッターを取り付け

後部甲板に通気口、天窓、ハッチなどを取りつける

両舷にダビット、通気筒、キャプスタン を取りつけ     

撮影 

撮影  2012−10−13

後部甲板  真中のハッチは長官専用昇降口

副砲にキャンパスの加工 (エポキシパテで整形した)

1,2番主砲塔

3,4番主砲塔

撮影 2012−10−13

後部マスト最頂部 の梯子は 瑞鶴の飛行機救助網と同じ 「カンレイシャ」 を細く切って使った(網戸の網を使う場合もある)

艦橋後部の高角装填演習砲 と 12.7cm連装高角砲     缶室通気筒の上部に応急円材格納所

煙突と探照灯櫓   探照灯は5mmφのアルミパイプを使う

正確な 切り出しが船体の精度を決める

クモの巣のような空中線を張る   廃品トランスの都合で0.1mmφ 少し太いが工作が楽  

アクリルの展示ケースを特注  (材料中最も高価)

「長門」は連合艦隊旗艦として「山本五十六」が乗艦   連合艦隊司令長官発 連合艦隊各級指揮官宛 の 有名な開戦の電報(正確には隠語)「ニイタカヤマノボレ1208」(これを海軍「D暗号」にして)を 送信した  電文は放送で複数回送信されている 

呉に停泊中の「長門」から発信された 電文は267kcの長波(一説には海底ケーブル)で 呉通信隊に送られ 有線で東京通信隊に転送  ここから 一般艦船には短波(4.175  8.350  16.500 Mc)で船橋送信所から (佐世保の「針尾送信所 旧佐世保無線電信所」からも 打電されたという説もあるが通信組織上ありえない という)  潜水艦には長波(17.442kc)で依佐見(よさみ)送信所(愛知県刈谷市 2006年 アンテナ鉄塔撤去)から出力500kwで送信された とされる 

陸軍は 海軍と通信系が違い 開戦をあらわす隠語 「ヒノデハヤマガタ」が 暗号で全部隊に伝えられた 
                                                                  依佐見送信所 公式 HP は こちら

「戦争」の定義

国際法では 「宣戦布告」で始まり 「講和」によって終結する国家間の紛争とされる      「宣戦布告」のない事変や動乱は戦争でない       集団自衛権行使でも「戦争は起こらない」と いう「安倍ちゃん」の言葉は正確に聞き取る必要がある    庶民には こんな屁理屈は不要で 「一発」でも弾丸が発射されれば 戦争である

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