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競技用機材

本大会では、国内の大会ではお目にかかれない機材が使用されていたので、紹介したいと思います。

 TX探索証明用器具


TX三角柱に設置された書込器


競技者に貸与されるチップ

TXの探索を証明する治具は、日本の競技会では、OL用のパンチが使用されているが、今回は”SPORT ident”と呼ばれるICチップと、書き込み器が使用されていた。

 書込器は、スタート、各TX、ゴールの7カ所に設置される。各、競技者は指にICチップの組み込まれた指輪を貸与され、スター、ゴール及び探索したTXの書込器にチップの先端を挿入する。

 この行為で、探索TX、探索順序、探索時間等が自動的に記録され、ゴール地点のリーダーで読み出すことにより、下記のPC画面上に一覧表示される。



ゴール地点でデータを読出すと順位を自動処理


ゴールをする度にリアルタイムで結果速報
 ゴール地点での計測は、チップを読出器に挿入した時点で自動的に行われ、同時にチップの中からTXの検索状況が読みとられる。そのデータはPCに入力され、上記の専用ソフトウェア上で処理され、自動的に各カテゴリー別の成績表が作成される。
 その、ソフトウェアでは、TXの探索順序までが図で表示されるようである。
 また、競技者用にリアルタイムで順位の速報がされていたのには、全く感心した。

競技用2バンド送信機

競技用のTXは、韓国製2バンドTXと機能のよく似たものが使用されていた。パネル面は3.5/144MHzバンドスイッチ(スタンバイ・ノーマル・テスト位置あり)、TX番号選択スイッチ、出力切替スイッチ、MODEスイッチが付いているが、日本のMIZUHO製と異なるのは、スタンバイタイマ回路が付いてないことだ。

 リセット操作をすると、各TXNoの順序で動作を開始するが、スイッチがスタンバイ位置となっていれば電波が出ることはない。現地で設定を完了し、電波を送出しても良い時間が来たときにTXをスタンバイからノーマル状態に切り替えてやればよいのである。これは、基本的には韓国製TXと同じ考え方である。一見便利なようであるが、MIZUHOのスタンバイタイマー回路は非常に使い勝手が悪い。それに比べ、本機や韓国製は、実際に設置をした人が設計しているのであろう。非常にうまく考えてある。

 リセット操作は、ACCコネクタにスタンバイ用のスイッチを取り付けて行う。5台のTX全てをパラレルに接続できるように、5つのプラグが付いたハーネスにリセットスイッチが付いており、一斉にリセット操作後にプラグを取り外す。これも、一見旧式に見えるが、誤ってスイッチに触れてしまう事は絶対にない。

 おもしろいのは、同軸コネクタがDINであることだ。多分、ドイツ製なのでしょう?

 

その他の機材

スタート場所には仮説トイレが設置されていた。このトイレも、中には入らなかったが、非常にきれいな物で、日本のように汚いイメージはない。

、ゴール場所には救急車が待機しているのには感心した。日本では、こういう配慮はなかなかまねの出来ないことである。