TXの探索を証明する治具は、日本の競技会では、OL用のパンチが使用されているが、今回は”SPORT ident”と呼ばれるICチップと、書き込み器が使用されていた。
書込器は、スタート、各TX、ゴールの7カ所に設置される。各、競技者は指にICチップの組み込まれた指輪を貸与され、スター、ゴール及び探索したTXの書込器にチップの先端を挿入する。
この行為で、探索TX、探索順序、探索時間等が自動的に記録され、ゴール地点のリーダーで読み出すことにより、下記のPC画面上に一覧表示される。
リセット操作をすると、各TXNoの順序で動作を開始するが、スイッチがスタンバイ位置となっていれば電波が出ることはない。現地で設定を完了し、電波を送出しても良い時間が来たときにTXをスタンバイからノーマル状態に切り替えてやればよいのである。これは、基本的には韓国製TXと同じ考え方である。一見便利なようであるが、MIZUHOのスタンバイタイマー回路は非常に使い勝手が悪い。それに比べ、本機や韓国製は、実際に設置をした人が設計しているのであろう。非常にうまく考えてある。 リセット操作は、ACCコネクタにスタンバイ用のスイッチを取り付けて行う。5台のTX全てをパラレルに接続できるように、5つのプラグが付いたハーネスにリセットスイッチが付いており、一斉にリセット操作後にプラグを取り外す。これも、一見旧式に見えるが、誤ってスイッチに触れてしまう事は絶対にない。 おもしろいのは、同軸コネクタがDINであることだ。多分、ドイツ製なのでしょう?
スタート場所には仮説トイレが設置されていた。このトイレも、中には入らなかったが、非常にきれいな物で、日本のように汚いイメージはない。
、ゴール場所には救急車が待機しているのには感心した。日本では、こういう配慮はなかなかまねの出来ないことである。